借入金の返済は何で費用にならないの?

会計を少しでもかじったことのある人から見たら、当然のように思うことでも、そうでない人からは当たり前でないことがあります。
大分昔のことです。飲み会の席で知り合いの社長からこんなことを言われました。
「今期も始まってから半年も経つけど全然もうかってないよ。預金の残高が毎月同じ位の残高だからね」
その話を聞いた時、私は違和感を感じました。業績拡大中でここ数年立て続けに銀行借入れを行っていたからです。返済はないのかな?とふと疑問に感じました。
「社長、帳簿は毎月つけているんですか?」と尋ねると社長は
「いやまだだよ。ここ数ヶ月忙しくて顧問の税理士に資料渡していないからな。そういえば昨日も催促受けていたからそろそろ渡さないとな。でもまあ、預金の残高がほとんど変わっていないし,、とんとんだと思うよ」

数日後、またその社長と会う機会がありました。気になっていたのでこちらから尋ねようとしたところ、社長のほうから
「借入金の返済ってなんで費用にならないの?顧問税理士から言われたけどよく理解できないんだよ。儲かっていないと思っていたら上期だけで相当利益が出ていると言われたんだけどお金も増えてないし全然実感がないんだよな」

このケースでは、儲けた利益のほぼ全てを借入金の返済にあてていたため、預金が増えていなかったのです。
この例のように、資金繰りと利益は必ずしも一致しません。ただ、会計に携わっていない人から見たら、そうではないのです。
資金繰りと利益の違いについて、経営者に理解してもらう重要性について学んだ経験でした。

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